Club Groovy管理人Kunnyの日常です。
1/28に『ミュンヘン』の試写会へ。
話はミュンヘン・オリンピックのイスラエルの選手村でのテロ事件の報復を題材としたストーリー。
スピルバーグ監督の2時間40分に及ぶ長編で、内容は大変面白かったなぁ。
物語の背景としてイスラエル建国後わずか30年程度に起こった事件であり、イスラエルの国家としての存続がまだ確定的ではなく、イスラエル政府内に今日考えられる以上に国家として存亡の危機感があったことなどを理解していないと、テロへの報復で現場の人間を犠牲にした国家のエゴとしか見られないかもなぁ。
また、たびたび出てくるアイヒマンの名前。
これは映画の中に出てくる人でもなんでもなく、主人公が在籍していたモサドがアルゼンチンに潜伏していたナチスのアドルフ・アイヒマンを捕らえ、極秘裏にイスラエルへ連行し裁判を行いイスラエルで唯一行われたという死刑に至らしめることが出来たという、正式な司法手続き(途中違法部分があるものの)を行って悪を懲らしめることが出来たという成功経験を持っていると背景がわかって初めて理解できるのかも。
しかしながら作品としてはかなりの見ごたえのある作品でした!
それではみなさん、バイナラバイナラバイナラ!